2024年11月14日
11月11日は欅の森書道会、11月1回目の研修日でした+「青山如故人」について。
・
・
こんにちは、あるいはこんばんは。
信州塩尻市・欅の森書道会、ウェブ担当の宗風です。
お馴染み様でございます。
先週は「もう冬か」と思う程寒いなぁ、と言う日々でしたが、
今週に入ってまた少し戻って来ましたかねぇ。
教室にも新しいピカペカのストーブが入荷しておりましたが、
さて、11日の夜から明けて、いかがお過ごしでしょうか。
写真は全く関係ないのですけれど、
宗風家に新しくお迎えした文鳥のピーちゃんです。
…添削前後、早く会いたくてウキウキしていたので、
教室の様子、そんな写真を撮り忘れたのです。
ブログ、写真がないと「NO PHOTO」的な紹介になってしまうので、
それを避けたく、可愛い身内をウェブの波に流そうと言う…
…職権乱用の様にもちょっと感じたりもしながら…。
11月4日におおよそ生後1か月と言う、
雛ではないけれど幼子の文鳥です。可愛くて仕方がありません。
ちゃんと育つかな、と常に心配をし、
心配するあまり、ピーちゃんの食事量はバッチリなのですが、
私の食事量が減り、お酒をほぼ飲まなくなり、
早寝を心掛ける様になり、
朝のピーちゃんのご飯の為に早起きをする様になりました。
なんと健康的な生活に。
まだ慣れていなくてドキドキが…
部屋の温度は良いか、湿度は大丈夫か、育っているか、
色んな心配があって目が回る感じすらするのですが、ともあれ。
・
欅の森書道展を経て、欅の森書道会にも新たな…再び、ともなるのか、
新しい会員さんもご入会となったご様子。
何よりです。どうぞよろしくお願い致します。
ご挨拶をするべきだったのですが、そう、そわそわしており、
かつ、色んな〆切の11日だったので、
私宗風、インタビューなども含めて、ご挨拶をするタイミングが掴めませんでした。
いやはや申し訳ない事です。
次回以降に是非とも。
・
そんな次回が11月25日、
次々回、12月9日が競書の提出日で、
年内最後に12月23日が研修日として予定されております。
連絡としましては、
11月15日頃に競書誌「書象」の2024年12月号が届くはず。
11月29日から12月1日までの3日間、
信州書象展が松本市美術館、市民ギャラリーにて開催されます。
私達、欅の森書道会のみならず、
信州に住まう書象会の皆さんの作品が展示されますので、
また欅の森書道展とは雰囲気の異なる、
しかし上條信山門の書展となりますので、
是非とも足をお運び頂きたいと存じます。ええ、是非ともです。
併せて、松本市美術館コレクション展示も、
上條信山先生、また宮島詠士先生の書が展示中です。
こちら10月23日から入れ替わっておりますので、
以降、お出掛けになっておられない様でしたらオススメ致します。
ご連絡事項は以上です。
・
・
さて毎度お馴染み、課題になっている言葉、
その出典や意味、詩の全文などをご紹介致します。
課題に取り組むご参考になれば幸いです。
競書誌「書象」2024年12月号の【臨書条幅】は「行書」の課題。
「青山如故人」とあります。
「青山は故人の如し」、この場合の「故人」は現代の「亡くなった方」ではなく、
「旧友」と言う意味の様です。
その変換が正しく行われなかった私は、
「人間到る処青山あり」を想像した訳ですが、そうではないのでして。
(そして青山も、この言葉とは異なる意味ですね。もちろん東京の港区あたりでもありません)
この詩は明末清初の頃の「文點」の「渡江」と言う詩の一節です。
明王朝は1644年に清になっていますので、その時代。
文點は旧字交じり、「點」とは「点」の旧字に当たります。
原文としては以下の通り。
青山如故人
江水似美酒
今日重相逢
把酒対良友
以上となります。
一句目が今回の課題になっている、と言うことですね。
書き下し文だと以下の通り。
青山は故人の如く
江水は美酒に似たり
今日重ねて相逢い
酒を把って良友に対す
…となります。
「把って」は「とって」と読みます。
手にする、持つと言う意味ですね。
この場合の「青山」は素直に「緑生い茂る山」で良いと思います。
その景色を友人の様に思う、と。
「江水」は長江を示します。風景の中の長江は美酒の様だ、と。
日を重ねて今日もお互いに逢い、
酒を酌み交わすのは良友に対するそれの様だ、だから、
長江は友の様である…と言う、そんな意味の詩文と読みました。
ご案内の通り、欅の森書道会はお酒が好きな方が多く、
お酒にまつわる詩文が多いものですから、
こちらもどこかご縁を感じてしまいますよね。
明から清に移る激動の中を生きたからこそ、
穏やかな時間が表現されている様に感じられます。
・
・
…と、本日はこんなところで。
さて次回は25日ですね。
自分も信州書象展用に英語の案内、作らなくては。
きっと会場で使うと思いますし。
さてさて忙しい師走に向かっての11月も半ば。
励んで行きましょう。
本日もお付き合い頂きましてありがとうございまいた。
ありがとうございました。
10月22日は、10月2回目の研修日でした+若山牧水と喜志子。
「山光照我心」と「明月不留人」と教室の予定と昇段試験など。
8月19日は8月2回目の研修日でした+「雲来鳥不知」について。
8月6日は欅の森書道会、教室の研修日でした。
7月22日は欅の森書道会、教室の開講日でした+正気の歌について
7月8日は、書道教室の開講日でした。
「山光照我心」と「明月不留人」と教室の予定と昇段試験など。
8月19日は8月2回目の研修日でした+「雲来鳥不知」について。
8月6日は欅の森書道会、教室の研修日でした。
7月22日は欅の森書道会、教室の開講日でした+正気の歌について
7月8日は、書道教室の開講日でした。