2024年10月19日
「山光照我心」と「明月不留人」と教室の予定と昇段試験など。

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こんにちは、あるいはこんばんは。
信州塩尻市・欅の森書道会、Web担当の宗風です。
本日もしばらくの間、お付き合いを願っておきます。
さぁて、週明けに書道教室の日が近づいて参りまして。
課題のひとつの締め切りになる訳ですから、
こう、少し焦りつつある…なんて所でございます。
次回、欅の森書道会の研修日は10月21日ですね。
次々回は11月11日…これが色々の〆切り日となります。
このお知らせをせねば、気が気でなくて夜しか眠れません。
10月21日としてのご連絡は、
信州書象展の申込、出品料などについて気にする、
お持ちになっていない方にはご連絡…と言った所かと。
次の11月11日に、大きな区切りがございます。
・競書11月号分の課題提出日
・昇段試験の作品提出日、競書10月号分と11月号分について。
・信州書象展、大谷表具店さんへの表装分、提出日。
以上です。
重なり重なる、なかなかたいへんな状況ではありますが。
あとは月始めになりますので、お月謝の集金も。
銘々様、どうぞお支度のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
…と、ご連絡はここまで。
続きまして、
言葉の解説なぞ入れ込もうと考えてございますが…。
解説のひとつめ。
条幅の課題には、「山光照我心」とあります。
出典が見当たりませんでした。
「山光は我が心を照らす」…と書き下し文の形を取ります。
うむ。そのまま読んでも意味がだいたいは分かる並びですね。
検索してみると1字変わって「山光澄我心」が多くヒットします。
高野山に関りがある様子。
また書道のお手本として使われている様子が伺えます。
「山光に我が心は澄む」と言う。
これは山の光?とは、山の中での光?山が光っている?
諸説意味はどれも通ると思うのですが、
どうでしょう、朝日などの山から差す強い光を言っている様に感じます。
「山光照我心」、心が照らされるような朝日。山からの。
何と胸がすく光景なのでしょう。
「山光澄我心」では照らされ、
心のわだかまりが解ける様なニュアンスになる気が致しますねぇ。
心の在り様は仏教の根幹ですから、なるほど…と言う心持ちです。
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さて、続きまして「基本」の課題。
「明月不留人」
これは「明月、人を留めず」、良い月は人を留めない…と言う意味か。
こちらも出典を見つける事が出来ませんでした。
なので、正確に言葉の意味が分からないので、想像で書いて行きます。
ご参考程度として頂きたく…。
「明月、人を留めず」、イメージの上ですと、
スーパームーンだ、ブルームーンだ、色んな呼び名があって、
最近は天気予報で言ってくれまして、「まぁキレイ」なんて感じで、
月を見る機会が増え、その時の自分を思い出しますと、
足を止めている様な心持ちです。そうですよね?
良いものがあれば足を止める。そう言う風情。
…すると、この言葉の意味が合わなくなってしまっていますね?
では、と考えてみますと、
これ、現代の様に明るくない時代のことですから、
旅人としては、移動できるのは昼日中だけですね。
夜は…では、懐中電灯で行きますか?そんなものはない?
なら、たいまつ?ろうそく?提灯?
暗い山中は野盗が出たりもするでしょうし、
夜になったら宿に入って…と言う、それが常識の時代とすれば、
明るい月の中ならば、先を急ぐ旅人も足を止めない、阻まない。
かえって、それだけ明るい月夜の夜に。
その表現に感じます。
そう思って見てみると風流な響きになりませんか?
…と言ったところで、本日はここまで。
お付き合い頂きまして、誠にありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
5月12日は,欅の森書道会5月1回目の研修日でした+条幅課題「有何比松柏」について。
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