2023年12月22日

玄山先生からのお便り。(2023年12月)

玄山先生からのお便り。(2023年12月)




こんにちは、あるいはこんばんは。
信州塩尻市・欅の森書道会、Web担当の宗風です。
本日は、樋口玄山先生からお便りをお預かり致しました。
まずはそちらをご覧頂ければと存じます。

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遊びをせんとや生まれけむ
戯れせんと生まれけん
遊ぶ子どもの声聞けば
わが身さへこそ揺るがるれ

平安時代の終わりに編まれた「梁塵秘抄」と言う歌謡集にある歌です。ストレートにいい歌ですね。

さて玄山は高校時代を野球部で過ごしました。
同じ学年の部員は5人だけの小さなチームでしたが、朝昼晩、野球だけの生活は充実していました。
良い仲間に巡り合えたことは、その後の宝となっています。
今も付き合いは続いています。
その仲間の輪に、気の合う剣道部の3人が加わりました。よく会い、よく遊びました。
ある日、「遊びをせんとや生まれけむ」を形に残そうという話になりました。
仲間の一人が南房総市千倉町に移り住んでいて、その私有地の崖壁に巨大な「遊」の字を彫ろうというものです。
業者に頼らず、固い岩壁に自分たちの手だけで彫り続け、幅5.4m、高さ3.0mの磨崖碑が誕生しました。
5月にその竣工式があり、遊字揮毫者玄山にとっても今年一番のイベントになりました。
近くに紅葉で名高い小松寺があり、その参道に碑は面しています。
碑と竣工式の画像はユーチューブで見られます。興味のある方は「紫芳会(しほうかい)」のホームページで、
「高校19期プロジェクトについて」をクリックして下さい。

今年も楽しい教室が展開できました。ありがとうございました。
皆様、良い年をお迎え下さい。

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…とのことです。
Youtubeへのリンクはこちら。「 https://youtu.be/u4yFZmVQ-FA 」
私、ひと足早く拝見しましたが、何と言うか「すごい!!!」の一言。
奔放に自然見溢れる本当に岩肌、崖と言うのか…
そこに彫られた玄山先生の「遊」の字。
素晴らしいです。字も取り組みもすべて。
是非ともネット接続環境でYoutubeへアクセスしてみて下さいませ。
感動も覚えますけれど、
それ以上に圧倒される…と言いますか、いやもう本当にすごい。
書の世界が軸になるのですけれど、
表現の世界、こんな自由な…と言うか、
崖に彫ると言う素晴らしさを目の当たりに出来ます。
是非に!

本日は玄山先生からのお便り、また文中の磨崖碑についてお知らせしました。

以上です。
ありがとうございました。

(写真は毎年のお楽しみ、玄山先生より柚子であります。
 冬至の柚子湯、皆さんお楽しみになられましたか?)



Posted by 欅の森書道会 at 18:51│Comments(0)玄山先生から
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