2023年12月19日
2023年12月2回目(大トリ)の書道教室と「朝々花還落」について。
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こんにちは、あるいはこんばんは。
信州塩尻市・欅の森書道会、Web担当の宗風です。
さて、随分と寒くなりました昨日、12月18日、
2023年最後の欅の森書道会、教室の開講日となりました。
冒頭にぶら下げた写真の様に、多くの会員の皆さんが集まりまして、
賑やかに大トリ、〆の日を迎えております。
来年は末広がり8日からのめでたいスタートとなっておりますので、
皆様、どうぞお元気で新しい年をお迎えくださいませ…
…って、あら、これでは始まりのあいさつをしながら終いのあいさつをしてしまうような、
これではもうお喋りが終わってしまう様な形でいけませんね。
改めまして…ええ、年が改まる少し前の本日も、
しばらくのお時間、お付き合いのほどを願っておきますが…。
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さてご連絡事と致しましては、
謙慎書道会展、日本の書展などの締切りが現在進行中でして、
先達ての昇段昇級試験の結果を伺うなどし、
忙しく、また嬉しく年は暮れて行こうか…と言う所でございますね。
次回の8日は競書の課題の提出日となっておりますので、
年末年始の寿ぎの中での作品制作となりますが、
励んで行きたいものと存じます。
また年内、最低でももう1回はブログを更新するつもりでおります。
樋口玄山先生に寄稿頂きまして、その内容を。
先んじて読ませて頂きましたけれど、いやぁ、すごいですよ。
Youtubeもご覧になれる環境をご用意して是非です。
また年明けからの「松本市美術館友の会・会員作品展」についても、
多くの欅の森書道会の皆さんから出品をして頂きまして有難い限りです。
1月8日に御子柴英遠さんと共に、私もですけれど、
飾り付けをして参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
その模様などはまたその頃にブログでお喋りなぞさせて頂ければ幸いです。
えー…そんな訳でござまして、連絡事項は以上でございます。
では本日もまた競書誌「書象」の中から、
題材になっている詩についての解説を行って参ります。
2024年1月号の【基本】課題は、こちらでしたね。
「朝々花還落」
競書では「朝朝 還(また)花落つ」とあります。
他、調べてみますと「朝朝 花は還(うつ)り落ち」としてあるものも。
この句は寒山詩により、今年の夏にこの詩の一部が課題となっておりまして、
皆さん、取り組まれているのです。
その当時のブログはこちら。
( 欅の森書道会「総会」と寒山詩より「昔時為大海」を。 )
( https://keyakinomori.naganoblog.jp/e2733708.html )
2023年07月03日更新分です。
転記してみますが、
原文、書き下し文、意味を宗風なりに解釈したもの…と言う順で記載しております。
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桃花欲經夏, 風月催不待。
桃花は夏を経るを欲するも、風月は催して待たず。
桃の花は夏も咲き続けたいと思うが、風月はそれを待ってはくれない。
訪覓漢時人, 能無一箇在。
漢の時の人の訪れを覓め(もとめ)、能ち、一箇も在る無し。
漢の有名な方の訪れを待っても、1度も叶った事は無い。
朝朝花遷落, 歳歳人移改。
朝朝、花は遷り落ち、歳歳、人は移り改まる。
毎朝、花は次々と落ち、毎年人は移り変わって行く。
今日揚塵處, 昔時爲大海
今日、塵を揚ぐる処、 昔時、大海と為る。
今日、塵(砂、土埃)を揚げている場所は、昔海だったと言う。
…と言う。
2019年頃に、「歳歳人移改」も課題として取り扱っておりますので、
今後、他の句も登場するやも知れません。
…と、本日はここまで。
ちょうどお時間となっておりまして。
それではまた次回。
今日も明日も、書の道、励んで参りましょう。
宗風でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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