2023年06月13日

6月12日、書道教室の開講日でした+「花枝自短長」について。

6月12日、書道教室の開講日でした+「花枝自短長」について。




6月12日、
当日、教室にお出掛けになられた方は、お疲れさまでした。
信州塩尻市、欅の森書道会、
今回もWeb担当、宗風でお付き合いを願っておきます。

さて、入梅の発表もありまして、ジメジメとした天候にもなり、
お稽古に扱う紙も、触れてみるとちょっとだけ感触が違ったりなんかもする。
そんな季節ですね。
写真は例によって欅の森書道会から見える景色、河辺からの1枚ですが、
暗い感じになっております。せめて花を加えましたが暗いです。

さて、昨晩は昇給昇段試験の結果を伺ったり、
競書誌「書象」2023年6月号の課題提出日であったり。
県展の制作に入られた方もいらっしゃいますね。
添削の前に、欅の森書道会の理事会も開催されております。

次回は6月26日になりますが、欅の森書道会の総会の日と相成ります。
16時から塩尻市・龍胆にて、18時頃まで普段の添削を行い、
18時からの30分、総会が開催されます。その後は懇親会となっております。
コロナ禍を経て、久し振りの総会から懇親会の流れ。
盛会を楽しみにしたいですね。



競書誌「書象」2023年7月号の隷書条幅課題、
樋口玄山先生よりお手本を頂戴致しました。

「花枝自短長」

「かし、おのずからたんちょう」と読みます。

「春色無高下 花枝自短長」

「春色高下無く、しゅんしょくこうげなく」から続く言葉で、


槐安国語、圜悟語録などに出典があり、禅語の言葉です。

春の景色に高い低いなく、花の枝は長いものも短いものもある。
禅語としてどう解釈するかは宗派にもよりますが、

景色、環境は一様であり、禍福の差の在り方を説き、
花の枝の長短は自ずからの個性の発露であって、
一様であるべきでない、一様にならない、
己の選ぶ枝であれ…と言う様な、そう言った言葉なのかしら…と。

前半は仏の万物に掛かる公平な慈悲と春色、春は必ず誰しもに訪れると言うこと、
後半は、だからこそ己を磨き他に影響され過ぎず…と言う事か、と存じます。

解釈様々あると思いますので、
お考え、お稽古の際の何かの参考に、ほんのちょっとでもなれば幸いです。




では、本日はここまでとさせて頂きます。
26日、龍胆でお会い致しましょう。
宗風でした。

ご覧頂き、ありがとうございました。


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