2023年04月14日
「書象」2023年5月号、到着しました+鹿柴について。

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こんばんは。信州塩尻市、欅の森書道会、Web担当宗風です。
次回の書道教室開講日は週明け、4月17日となっております。
競書提出日となっております。
来月、5月は以下の通り。
5月1日
5月15日(競書提出日)、昇段昇級試験提出日
5月29日
来月は15日に次の6月号の競書を取りに来ながら書道教室に…と言うカタチになりそうですね。
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今回の【研究】課題は実用書の書き方で、
王維の「鹿柴(ろくさい)」が採用されておりました。
よく玄山先生は、最初の1字をとにかく小さくすることで、
後続がうんと楽になる…とご教示下さって、
実際にその通りに、最初に添削して頂いた頃より、ずっと伸びた…と、
個人的には思うのですが、いやはやまだまだ。
ひとつ叩くとひとつ飛び出るような、
縦横の位置をしっかり何度も確認しながら書かないといけませんね。
難産にあっておりますが…ともかく。
空山人不見
くうざん、人を見ず
但聞人語響
ただ、人語の響きを聞くのみ
返景入深林
へんけい、しんりんに入り
復照青苔上
また青苔(せいたい)の上を照らす
鹿柴は鹿を放し飼いにするための柵を指します。
空山は、人影のない静かで物寂しい山の様子を指します。
返景は、夕日の光、その照り返しを指します。
青苔は、濃い緑の苔を指します。青はBlueでなくDarkGreen的な意味です。
それを踏まえて現代的に読み直すと…。
空山人不見
山に人影は無くとりわけ静まり返っている。
但聞人語響
しかし、その中を割ってどこからか人の声がこだましている。
返景入深林
暗い木立の中を強い夕日の光が差し込み、
復照青苔上
青苔を照らしている。
静かな情景の詩ですね。
楷書での表現ですので、落ち着いた整った仕上がりになると良いのですが、
なかなか難しいなぁ、と思いながら励んでおります。
…と、今回はこんなところで。
ありがとうございました。
5月12日は,欅の森書道会5月1回目の研修日でした+条幅課題「有何比松柏」について。
4月21日は4月2回目の研修日でした+各種お知らせ+「澹澹長江水」について。
4月7日は欅の森書道会4月1回目の研修日でした+「書象」2025年5月号課題「日暮隄上立」について
「紅顔(腮)花欲綻」白居易詩より(競書誌「書象」2025年4月号,条幅課題より)
3月10日は欅の森書道会の研修日でした+2025年後半の教室の予定について。
2月24日は欅の森書道会,教室の研修日でした。
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