2022年07月08日
釈文とは。
こんにちは、欅の森書道会です。
今日は先日、遠山天妙さんと私、宗風が話した内容から。
システム関連に詳しい…と言う触れ込みから、
天妙先生より、展覧会に出品する際の「釈文」の作成に困っている、とお話を頂きました。
はて、まず「釈文」とは。
時折、書道関連の読み物などで出会う言葉ではありますが、
今のところ私自身と「釈文」がお付き合いをした事が無く、
漠然としたところにあるので、この機会に調べてみる事に…と言う、
今回のブログ記事です。
お付き合いのほどをよろしくお願い致しますが…。
・
・
「釈文」をインターネットで調べてみますと、
仏教用語に興りがあるようで、こちらは専ら「しゃくもん」と読むようです。
仏教の経論を解釈した言葉、文句。
「しゃくもん」とも「しゃくぶん」とも言う、もうひとつの意味に、
読みにくい筆跡や漢文に対して、読みやすい字体、文体に直したもの、とありました。
書道作品は旧字体を扱ったもの、仮名、草書などもありますから、
そうした作品のための「釈文」を添えると言う訳ですね。
ただ、以前の欅の森書道展を開催した際に、
玄山先生に教えて頂いたのは、
鑑賞する際は釈文に注目して何と書いてあるかを理解するのではなく、
しっかりと書と相対して、字の流れや空間の響きなどを感じられる様にすると良い…とのことでした。
なるほど、字の正しさを学ぶために私たちは書道に取り組んでいる訳ではなく、
書の中にある精神性、表現力、想像力…
そうしたものを感じ取るべきである、と言う意味だと理解しました。
さて。
天妙さんの件。
例えば、玄山先生からお手本を頂戴する際に、
先生は出典の文章のコピーを封筒に入れておいて下さいますね。
それがあれば、その文字をパソコン上に打ち込んで、
希望のサイズにプリントアウトするだけで良いのでは?と思いました。
文字数にも寄りますが、すぐ出来るぞ、と。
欅の森書道会には、哲山さんが組み上げたと言うパソコンシステムがあり、
これをお借りして、釈文をお渡しする事はそんなに難しくないかも知れません。
次回、18日に挑戦してみますが、
もし、パソコン、ワープロ打ちが苦手で、
釈文の作成に難儀をされておられる方がいらっしゃいましたら、
ご協力できるかも知れませんので、お声掛け頂けたらと存じます。
以上、宗風でした。
--------------------欅の森書道会、各種情報はこちらから。
https://keyakinomori.naganoblog.jp/
----会の沿革、システムなどなど。各項目へのリンク集となっております。
今日は先日、遠山天妙さんと私、宗風が話した内容から。
システム関連に詳しい…と言う触れ込みから、
天妙先生より、展覧会に出品する際の「釈文」の作成に困っている、とお話を頂きました。
はて、まず「釈文」とは。
時折、書道関連の読み物などで出会う言葉ではありますが、
今のところ私自身と「釈文」がお付き合いをした事が無く、
漠然としたところにあるので、この機会に調べてみる事に…と言う、
今回のブログ記事です。
お付き合いのほどをよろしくお願い致しますが…。
・
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「釈文」をインターネットで調べてみますと、
仏教用語に興りがあるようで、こちらは専ら「しゃくもん」と読むようです。
仏教の経論を解釈した言葉、文句。
「しゃくもん」とも「しゃくぶん」とも言う、もうひとつの意味に、
読みにくい筆跡や漢文に対して、読みやすい字体、文体に直したもの、とありました。
書道作品は旧字体を扱ったもの、仮名、草書などもありますから、
そうした作品のための「釈文」を添えると言う訳ですね。
ただ、以前の欅の森書道展を開催した際に、
玄山先生に教えて頂いたのは、
鑑賞する際は釈文に注目して何と書いてあるかを理解するのではなく、
しっかりと書と相対して、字の流れや空間の響きなどを感じられる様にすると良い…とのことでした。
なるほど、字の正しさを学ぶために私たちは書道に取り組んでいる訳ではなく、
書の中にある精神性、表現力、想像力…
そうしたものを感じ取るべきである、と言う意味だと理解しました。
さて。
天妙さんの件。
例えば、玄山先生からお手本を頂戴する際に、
先生は出典の文章のコピーを封筒に入れておいて下さいますね。
それがあれば、その文字をパソコン上に打ち込んで、
希望のサイズにプリントアウトするだけで良いのでは?と思いました。
文字数にも寄りますが、すぐ出来るぞ、と。
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これをお借りして、釈文をお渡しする事はそんなに難しくないかも知れません。
次回、18日に挑戦してみますが、
もし、パソコン、ワープロ打ちが苦手で、
釈文の作成に難儀をされておられる方がいらっしゃいましたら、
ご協力できるかも知れませんので、お声掛け頂けたらと存じます。
以上、宗風でした。
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4月21日は4月2回目の研修日でした+各種お知らせ+「澹澹長江水」について。
4月7日は欅の森書道会4月1回目の研修日でした+「書象」2025年5月号課題「日暮隄上立」について
3月10日は欅の森書道会の研修日でした+2025年後半の教室の予定について。
2月24日は欅の森書道会,教室の研修日でした。
2月10日は欅の森書道会の研修日でした+条幅課題「影徒随我身」は李白詩「月下独酌」より。
塩尻市の市民憲章の行方(解決編)
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Posted by 欅の森書道会 at 14:43│Comments(0)
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