吉田一区七常会集会所

欅の森書道会

2022年09月08日 17:50



こんにちは、信州塩尻市・欅の森書道会です。

本日は、この1枚の看板の書について。
欅の森書道会の建物の前にも駐車場がありますが、
少し離れた所に臨時駐車場的なカタチで、
地域の皆さんからお借りしている…車を一時的に置かせて頂いている、
集会所、その看板になります。
欅の森書道会を開かれた上條素山先生か、
もしくは上條哲山さんの揮毫と考えられます。
確か8月の書道教室の中で、
きっと玄山先生がお散歩をされたのでしょう、
この看板について仰られるタイミングがあり、
「哲山さんの様な気がする」と。

素晴らしい隷書の作品だと感じます。
日々の教えの中に、
例えば、直近に同じ仕草…
払いなどの象徴的な部分があるとして、
近くの2字、同じ角度や同じ太さで書いてしまうと、
それが強く目立ってしまって、
全体の調和を削ぐ…と教えて頂きました。

その点、2回ある「会(旧字で會)」の字も、
カンムリの部分、1画目、
ひとつ目は向勢、ふたつ目は背勢になっていて、
2画目、ひとつ目は緩やかな雰囲気、ふたつ目はやや直線的な雰囲気。
本当に見事な作品になっていると感じます。

日常に書道は深く溶け込んでおりますので、
探してみても楽しいかも知れません。

私は、塩尻市洗馬にある「塩尻農業公社」の看板の隷書、
墨がしっかり入っていて、
フォントではなくどなたかが揮毫したものではないか…と思っています。
桔梗大橋西の交差点ですね。
もし、何かの機会に近くをお通りになられるのであれば、
運転などには気を付けて頂きつつ、ご覧になって頂ければと存じます。

…と、本日はこんなところで。

ありがとうございました。



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