吉田一区七常会集会所
こんにちは、信州塩尻市・欅の森書道会です。
本日は、この1枚の看板の書について。
欅の森書道会の建物の前にも駐車場がありますが、
少し離れた所に臨時駐車場的なカタチで、
地域の皆さんからお借りしている…車を一時的に置かせて頂いている、
集会所、その看板になります。
欅の森書道会を開かれた上條素山先生か、
もしくは上條哲山さんの揮毫と考えられます。
確か8月の書道教室の中で、
きっと玄山先生がお散歩をされたのでしょう、
この看板について仰られるタイミングがあり、
「哲山さんの様な気がする」と。
素晴らしい隷書の作品だと感じます。
日々の教えの中に、
例えば、直近に同じ仕草…
払いなどの象徴的な部分があるとして、
近くの2字、同じ角度や同じ太さで書いてしまうと、
それが強く目立ってしまって、
全体の調和を削ぐ…と教えて頂きました。
その点、2回ある「会(旧字で會)」の字も、
カンムリの部分、1画目、
ひとつ目は向勢、ふたつ目は背勢になっていて、
2画目、ひとつ目は緩やかな雰囲気、ふたつ目はやや直線的な雰囲気。
本当に見事な作品になっていると感じます。
日常に書道は深く溶け込んでおりますので、
探してみても楽しいかも知れません。
私は、塩尻市洗馬にある「塩尻農業公社」の看板の隷書、
墨がしっかり入っていて、
フォントではなくどなたかが揮毫したものではないか…と思っています。
桔梗大橋西の交差点ですね。
もし、何かの機会に近くをお通りになられるのであれば、
運転などには気を付けて頂きつつ、ご覧になって頂ければと存じます。
…と、本日はこんなところで。
ありがとうございました。
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